更新日:
2012-06-07
“ 田んぼを活かした湿地保全 ”
首都圏近郊に限らず、今、日本各地おいて、農地が荒地化しています。
特に、畳離れ傾向にある生活環境、米離れ傾向にある食生活、農家の後継者不足と
日本の里山といった貴重な田園景観が徐々に失われつつあります。
また、水路なども伴う、水辺・湿地は様々な動植物の生息空間でもあります。
私たちの身近にいた「ホタル」や「メダカ」や「カエル」などの生き物が、だんだんと見れなくなってきています。
しかし、昨今、人にも環境にも優しい農業のあり方・手法が研究・検討されはじめています。
こうした、農地の多目的機能と合わせ、遊農地(休耕田)を緑地(湿地)として有効利用を図るため、
地域の住民の農業体験の場、学校等の環境教育の場として、
水路沿いや、遊農地(休耕田)に『イグサ』を植え、田植え・草取り・刈り入れ等をイベント的に行い
自然との触れ合い、人と人との交流の場とするとともに、農家の方のアドバイスを受けながら、
みんなでイグサの田圃を管理していきます。
田圃を管理する手法、収穫した『イグサ』の活用法についても、検討していきたいと考えています。
|
||
|
【 イグサ田んぼ(さいたま市:見沼田んぼ内) 案内図 】
copyright(c)2002-2012 Kenichi Hayashi All rights reserved.